トルコってどんな国?

イスラム教のシンボルである三日月の月と星の組み合わせの国旗を持つトルコ共和国は、西アジアのアナトリア半島と東ヨーロッパのバルカン半島の2つの大陸にまたがる共和国です。国土の大半が西アジアのアナトリア半島にあり、首都はアナトリア中央部にあるアンカラです。国民のほとんどがイスラム教徒なので、2005年にEU加盟の申請を行ってますが、キリスト教徒の集まりの欧州連合への仲間入りが困難とされているなか、EU加盟が実現すれば、EU唯一のイスラム国家となりイスラム社会からの期待を受けると共に、アジアとヨーロッパをつなぐ国として、近代化し民主化したトルコは対国際テロで欧州の安全に重要な役割を果たす。と外交上でも大きな役割を期待される国でもあります。

トルコの歴史

トルコ共和国の前身であるオスマン帝国は、1000年以上にわたり歴史を作ったローマ帝国を滅ぼし、トルコ系オスマン家を皇帝にイスタンブルを首都とした多民族帝国を築きました。アナトリア半島に割拠した小さな君侯国から発展したオスマン朝は、東ヨーロッパのキリスト教諸国や西アジア、北アフリカのイスラム教諸国を征服し、世界帝国となるオスマン帝国を発展させた。1571年、レパントの海戦でスペイン艦隊に敗北した。オスマン朝はキリスト教勢力に初めて敗北を喫することになった。この敗北でオスマン帝国は衰退していくといわれているが、実際は地中海世界の制海権を維持していました。その後、第一次世界大戦では中央同盟側に参戦したが、敗戦し、それを以ってオスマン帝国は崩壊し、アナトリア半島のみに縮小しました。20世紀初め、最後まで残っていた領土アナトリアから新しく生まれ出たトルコ民族の国民国家として、取って代わられたのが、トルコ共和国です。

観光地としてのトルコ

日本との時差は-7時間です。日本が12時の時、トルコは5時。トルコ共和国は、日本と同じ様に四季がありますが、国土が広いので、地域によって気候が異なります。首都アンカラのほかにも、最大都市のイスタンブルは経済の中心であり、トルコ観光の起点ともなっています。エーゲ海最大の工業貿易都市のイズミール、アンタルヤは地中海に面したリゾート地が観光地になっています。100万人程の小さい街ですが、高地の方、パムッカレ、カッパドキアは、観光地としての知名度が高いです。トルコは、あちこちにモスクや寺院があります。これは、トルコ国民の99%がイスラム教のため、たくさんのモスクが建てられています。モスクとは、イスラム教の礼拝堂で、読み書きやコーランの暗唱を教える教育の場や憩いの場、政治活動の場にも使われます。モスクは、観光客が見学できるように一般公開されていますが、礼拝堂に入る時は、観光客でも女性は頭を覆うためのスカーフを持参します。

国民のほとんどがイスラム教

国民のほとんどがイスラム教です。イスラム教には、「六信五行」という義務があり、1日5回の礼拝があります。ラマザン期間中の1ヶ月弱、日の出から日没まで多くの人が断食をします。法律で義務付けられているわけではありませんが、忠実に守り続ける人がいます。ラマザンとは、1年約354日周期の太陰暦に従っているトルコにとってイスラム暦9月です。断食する理由には、「普段豊かな生活をしている人も、飢えた人々のつらさを共有することができる」など、空腹によって心身を浄化させ、神を身近に感じる事ができると言われています。オスマン帝国時代の名残もあり、トルコの女性はヴェールを被り、地方の村では、ドレス(上着)とモンペのようなズボンという伝統的な服装をしています。